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大腸がんで闘病 桑野信義インタビュー 手術前、ノートに残した言葉は…

2022年5月10日 21:20
大腸がんで闘病 桑野信義インタビュー 手術前、ノートに残した言葉は…
桑野信義さん(65)大腸がんとの闘いを語る
約15時間に及ぶ大腸がんの手術を受けたミュージシャンでタレントの桑野信義さん(65)にインタビュー。闘病中の心境などを記録したノートをはじめ、毎日欠かさないルーティーンについても明かしてくれました。

桑野さんは、ステージ3~4の大腸がんと診断されたことを自身のブログで公表。2021年2月には、約15時間におよぶ手術を受け、がんと転移していたリンパ節を切除しました。その闘病生活をつづった書籍『がんばろうとしない生き方』には、“自分が、がんとどのように闘ったのか”当時の心境を記録したノートも掲載されています。

――検査を受けようと思ったきっかけは?

昔から暴飲暴食、お酒をすごい飲んでそんな生活が長かったんで、おなかの調子が常に悪かったんです。出血したり、その時は自分の中で病院行きたくないから「これはきっと痔なんだ」と思い込んで、自分でも「これはまずいな」ってことになって、それで内視鏡検査をやってがんを発見したわけですね。

■手術当日の心境“死刑を待つ囚人の気持ち”

――闘病の日々を記録したノートの中で印象に残っている言葉は?

2021年2月の手術の日のことも書いてあって、8時半から手術なんだけど、6時半には手術着に着替えてベッドに座ってずっと待っていたんだね。これちょっと例え悪いけど、“死刑を待つ囚人の気持ち”って書いてました。あと手術が終わってから何日間か空白になってる。これはつらくて書けなかったんだと思う。

現在、がんの再発を予防するため生活習慣や食生活を改善して治療を続けている桑野さんは、毎日欠かさず黒酢ドリンクとスムージーを飲んでいるそうです。

――飲み始めたきっかけは?

果物が嫌いで食べなかったんだけど病気をして、抗がん剤がきつくて抗がん剤を途中で中止したんです。そのためには、免疫力を上げて生活習慣も食べ物も全部変えなくちゃいけないっていうことで、バナナを使ってゴーヤ、ニンニク、ショウガ、パセリとか緑黄色野菜を中心にスムージーにして毎日飲んでいるんです。

――がんの経験を通して伝えたいメッセージは?

がんサバイバーの方、病気が違っても闘病している人、その闘病を支える家族の人などいっぱいいると思うんですけども、本のタイトルのようにあんまり頑張りすぎちゃいけないなと思う。だけど、絶対にあきらめないでほしい。あと、健康診断を早めに行ってください。本当にこんな思いもしなくてすむので、絶対に行ってほしいなと思います。

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