スタジオジブリ・鈴木敏夫P「本人には今そういう話をしています」 宮﨑駿監督へかけた言葉
喜びを明かす鈴木敏夫プロデューサー
アメリカ映画界最高の栄誉とされるアカデミー賞の授賞式が行われ、宮﨑駿監督の『君たちはどう生きるか』が長編アニメ映画賞を受賞。スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーが11日会見を行い、喜びと今後の作品づくりについて言及しました。
宮﨑駿監督作品としては、『千と千尋の神隠し』(2003年受賞)に続く、21年ぶり2度目のオスカー獲得となった本作。受賞の瞬間について鈴木さんは「オスカー像って実は何個も注文すればお金を出せば作ってもらえるんですよ。さっき3個注文しました(笑)どうもありがとうございました」と笑顔で明かし「こういう賞をとれたのは時の運だと思っていますから、心の底からうれしかったです」と喜びをコメントしました。
宮﨑駿監督作品としては、『千と千尋の神隠し』(2003年受賞)に続く、21年ぶり2度目のオスカー獲得となった本作。受賞の瞬間について鈴木さんは「オスカー像って実は何個も注文すればお金を出せば作ってもらえるんですよ。さっき3個注文しました(笑)どうもありがとうございました」と笑顔で明かし「こういう賞をとれたのは時の運だと思っていますから、心の底からうれしかったです」と喜びをコメントしました。
そして、今後の作品づくりについて聞かれると「僕自身、彼(宮﨑監督)に映画をつくってもらいたいのかっていう話でいうと、僕の本心を言いますと、この場で言うことじゃないかもしれないけど、もう一度長編映画をつくるっていうのは、そんな簡単じゃないと思うんです。それでいうと、短編アニメというのを宮﨑はつくってきましたからそういうのをやってほしい。本人には今そういう話をしています」と明かしました。
また、11日は東日本大震災から13年。鈴木プロデューサーは「僕としては3.11にしろ能登半島地震にしろ忘れていないつもりです。その人たちに僕らのつくった映画が多少でも勇気を与えることができるなら、それは結果的にうれしいです」と、思いを語りました。