水彩画と写真の展示会 四季折々さまざまな花の絵や昭和に撮影された小学校の写真を展示 鳥取県若桜町
懐かしい写真も並んでいます。鳥取県若桜町の文化保存伝承施設「たくみの館」で水彩画と写真の展示会が開かれています。
鳥取県若桜町のたくみの館で開かれている水彩画展では、柔らかなタッチと優しい色使いで描かれた花や、四季折々さまざまな花の絵が並んでいます。作品は、認知症のため入院している鳥取市の松岡朋子さんが23年前に描いたものです。夫の義人さんが部屋の掃除をしていたところ、作品を見つけました。
会場には、季節を代表する花の絵、24作品が展示されています。中には、松岡さん夫妻が32年前にウクライナを訪れた際に見たひまわりを描いた思い出の作品などもあります。
また同じ会場では、昭和の時代に若桜町で育ち、現在は鳥取市に住む元教諭の高田啓一さんが撮影した若桜町立池田小学校の写真も展示されています。過疎化による児童数の減少で2009年に町内の別の小学校に統合された池田小学校。校内の階段の手すりを写したものや校庭の遊具など当時の様子を知ることができる作品40点が並んでいます。
高田啓一さん
「当時はどこの地区も小学校は木造校舎だったと思うので、自分の育った学校と比べて思い出しながら見てもらえるとありがたいなと思います」
水彩画と写真の作品展は6月23日まで、鳥取県若桜町のたくみの館で開かれています。