三菱UFJ、ウェルスナビ買収を発表 完全子会社化へ
三菱UFJフィナンシャル・グループは、投資の運用を一任するサービスの最大手「ウェルスナビ」を買収し、完全子会社化すると発表しました。
ウェルスナビは投資家の年齢や年収をもとに、自動で最適な投資商品を提案し、運用を一任する「ロボアドバイザー」サービスを提供しています。預かり資産の規模は1兆円を超え、業界最大手です。
三菱UFJフィナンシャル・グループは、来月2日からウェルスナビの株式の公開買い付け(TOB)を始め、全株式を取得して完全子会社化すると発表しました。買収額はおよそ997億円になる見通しだということです。
ウェルスナビのノウハウを生かし、個人向け資産運用サービスを強化したい考えです。
新NISAで投資機運が高まる中、大手金融機関の顧客取り込み競争が激しくなっています。