日銀利上げ観測で円高進む 一時1ドル=149円台に
外国為替市場で急速に円高が進み、円相場は一時1ドル=149円台まで上昇しました。
円相場は29日午前から急速に円高が進み、およそ1か月ぶりに一時1ドル=149円台まで上昇しました。きっかけは、29日朝に発表された東京都区部の11月の消費者物価指数が市場予想を上回ったことです。
これにより市場では、日銀が来月の金融政策決定会合で追加の利上げに動くのではないかとの観測が高まり、円を買ってドルを売る動きが強まりました。
一方、アメリカでは中央銀行にあたるFRB(=連邦準備制度理事会)が、12月の会合で利下げに踏みきるのではないかとの見方から、長期金利が低下傾向になっています。この動きも、円高傾向を後押しする要因となっています。
最終更新日:2024年11月29日 18:00