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ソニー大幅赤字 “ひとり負け”鮮明に

2014年5月14日 22:47
ソニー大幅赤字 “ひとり負け”鮮明に

 ソニーの昨年度の決算は1283億円の赤字となった。今年度も500億円の赤字を見込んでおり、2年連続の大幅赤字となる見通しとなっている。

 ソニーの去年4月から今年3月までのグループ全体の決算は純損益が1283億円の赤字で、前年度の415億円の黒字から一転、大幅な赤字となった。パソコン事業からの撤退など構造改革の費用がかさんだ。

 また、主要事業であるエレクトロニクス事業の不振が続いており、このうちテレビ事業は10年連続の赤字となっている。今年度もパソコン事業の損失が残り、純損益は500億円の赤字を予想している。

 パナソニックやシャープなど電機各社の業績がリストラや円安の効果で急回復している中、ソニーの「ひとり負け」が鮮明となった形。