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「すかいらーく」8年ぶりに再上場

2014年10月9日 16:24
「すかいらーく」8年ぶりに再上場

 ファミリーレストランの最大手「すかいらーく」が9日、東京証券取引所に上場した。

 2006年、デフレによる業績不振などで、一旦上場廃止してから8年ぶりの再上場となった。

 9日、東証1部に上場した「すかいらーく」に初めてついた株価は、公開価格と同じ1200円だった。時価総額は約2300億円となり、外食産業としては日本マクドナルドに次ぐ規模となる大型上場となった。

 「すかいらーく」は、「ガスト」や「ジョナサン」「バーミヤン」などのファミリーレストランを運営。国内に約3000店を展開している。上場により市場から調達した資金を店舗の改装や新規出店など事業の拡大に充てるとしている。

 競争が激しい外食産業だが、成長の鍵は都市部への出店拡大とサービスの多様化。すかいらーくの谷社長は次のように話している。

 谷真社長「集中的に都市部の出店を増やしていきたいと思います」

 外食産業全体でみると、「マクドナルド」や「すき家」などのファストフードが苦戦する一方、ファミリーレストランは単価の高いメニューの売れ行きが好調で、業績が上向いている所もある。少子化を受けて家族で外食する機会が減る中、都市部に出店したり宅配サービスに進出したりするなどして、いかに多様なニーズに応えられるかが焦点。