貿易収支、上半期として過去最大の赤字
今年度上半期の貿易収支は、火力発電の燃料となる液化天然ガス(=LNG)の輸入額が増加したことなどから、上半期としては過去最大の赤字となった。
財務省が発表した今年度上半期の貿易統計によると、輸出額から輸入額を差し引いた「貿易収支」は前年同期比8.6%増の5兆4271億円の赤字となった。赤字は7期連続で、上半期としては過去最大。中国向けの金属加工機械や液晶パネルなどの輸出が好調だったが、オーストラリアやパプアニューギニアからの液化天然ガスの輸入が増えたため過去最大の赤字額となった。
また、9月ひと月の貿易収支もiPhone6(=アイフォーン6)の発売に伴い、中国からの携帯電話の輸入が増えたことなどから、27か月連続の赤字となる9583億円の赤字だった。