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10月の経済情勢 総括判断を据え置き

2014年10月29日 21:29
10月の経済情勢 総括判断を据え置き

 財務省は10月の全国の経済情勢について、「回復の動きが続いている」として、総括判断を据え置いた。

 財務省は29日、全国11の財務局の報告を受けた10月の経済情勢の総括判断について、「一部に弱さがみられるものの、回復の動きが続いている」として、前回の判断を据え置いた。地域別でも全国11地域全てで判断を据え置いている。

 各局の報告よると、「生産」の分野では、自動車について、海外向けが堅調なものの、国内販売では駆け込み需要の反動の影響が残っていることにより足踏みがみられるとしている。また、「個人消費」の分野では、天候不順の影響で夏物衣料やエアコンの販売が低調だった一方、このところスマートフォンは好調だと指摘している。

 財務省は消費税率の10%への引き上げを判断するために、今年4月の消費税率引き上げ後の反動減からの回復状況について、地方の実情を把握していかなくてはならないとしている。