農林水産省は、今月１５日現在の全国のコメの作柄状況を発表した。

　農水省が発表した今年の全国のコメの作柄状況は、今月１５日現在、平年のコメの作柄を１００とした場合の「作況指数」が１０１で平年並みとなった。地域ごとに見ると、北海道から関東は天候に恵まれたことから、作柄はおおむね平年並み以上だった一方で、東海より西では６月以降、日照不足や低温となり、さらに病気や害虫などの被害が拡大した地域もあることから、作柄は平年を下回った。

　作況指数を基にした全国の主食用のコメの予想収穫量は７８８万５０００トンで、去年より約３０万トン下回る見込み。