韓国、福島など現地調査へ 水産物輸入禁止
福島第一原発事故を受け、韓国が福島など8つの県の水産物を輸入禁止にしている問題で、農林水産省は来週、韓国の専門家が来日し、輸入禁止の見直しに向け現地調査を行うと発表した。
来日するのは韓国の原子力の専門家ら7名で、福島第一原発を視察するほか、福島県や千葉県の卸売市場なども調査するという。
韓国政府は福島第一原発の汚染水問題を受け、去年9月から福島や宮城、岩手など8つの県の水産物を全面的に輸入禁止にしており、日本政府は「科学的根拠がない」と撤回を求めている。
韓国の調査団は来年1月に再び来日し、調査を行った上で報告書をまとめる事にしていて、農水省は日本が行うモニタリング調査などを説明し、輸入禁止が一日も早く撤廃されるよう強く訴えたいと話している。