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電源構成“エネルギーミックス”の議論開始

2015年1月30日 17:11
電源構成“エネルギーミックス”の議論開始

 日本は将来どの程度原発に依存するのか、将来の原子力や火力、再生可能エネルギーなどの電源構成「エネルギーミックス」を決める会議が、30日、経済産業省で始まった。

 会議の最大の焦点は震災前に約3割あった原発依存度を2030年までにどの程度にするかで、30日は有識者らが意見交換を行った。政府は、去年、閣議決定したエネルギー基本計画で、原発を重要なベースロード電源としつつも、その依存度は可能な限り減らしていくとしている。一方で、今年末には地球温暖化対策を決める国際会議があり、火力発電などで発生する温室効果ガスの削減目標を提出するよう求められている。

 経産省では安全性や環境への配慮、コストなどを考慮し、夏頃までには電源構成を決めたい考え。