公正取引委員会は１７日、アメリカのアウトドア用品大手「コールマン」の日本法人「コールマンジャパン」に、独占禁止法違反の疑いで立ち入り検査を行った。

　立ち入り検査に入ったのは、「コールマンジャパン」の本社と名古屋や大阪など全国４か所の営業所。関係者によるとコールマンジャパンは、アメリカのコールマンが製造するテントやクーラーボックスなどアウトドア用品の販売を巡り、販売価格を小売店に指示し、従わなければ商品を納入しないなど安売りをしないよう強制していた疑いが持たれている。

　公正取引委員会は独占禁止法違反の疑いで調査を行っており、コールマンジャパンは調査に全面的に協力すると話している。