スカイマーク支援 2行が3分の1超出資へ
民事再生手続き中の航空会社スカイマークの支援をめぐり、金融機関2行が3分の1超の株式を保有する見通しであることが分かった。
スカイマークの支援をめぐっては、先月、投資ファンド「インテグラル」が50.1%、ANAホールディングスが最大19.9%出資することで基本合意していた。
関係者によると、ANAと連携する政策投資銀行と三井住友銀行がファンド経由で合わせて33.4%をスカイマークに出資する方向で最終調整している。これにより、ANAの出資比率は16.5%となる見通し。
金融機関2行は、株式の3分の1超を確保することで重要な経営方針を決める際に拒否権を行使することができ、スカイマークを再建する上で一定の発言力を持つことになる。