東芝、新たに一部報酬返上など17人
不正な会計操作で5年以上にわたって利益を水増ししていた東芝は、新たに執行役の引責辞任や16人の執行役らの一部報酬を返上するなどの処分内容を発表した。
東芝は利益を水増ししていた問題を受け、29日、新たに執行役1人の引責辞任と16人の執行役らの一部報酬を返上とする処分内容を発表した。このうち、室町正志会長兼社長は来月から2か月間、報酬の90%を返上することになる。そのほかの取締役や執行役ら15人は、今月から3か月間、40%~20%の報酬を返上するとしている。
また、東芝は再発防止策などを協議する経営刷新委員会を発足させ、第1回目の会合を行った。新経営体制発足に向け、コーポレートガバナンスの強化策や再発防止策などの議論を行う。