東芝 プレッシャーの方向性に問題~小林氏
東芝が利益水増し問題をうけて作った「経営刷新委員会」のオブザーバー・メンバーとなった経済同友会・小林喜光代表幹事が30日、BS日テレの「深層NEWS」に出演した。小林氏は「社長のプレッシャーはあった方がよい」と述べた上で、方向性が問題だったとの見方を示した。
小林氏は東芝の「経営刷新委員会」でオブザーバーとして、経営体制の立て直しについて助言する。東芝の利益水増し問題は、高い利益目標へのプレッシャーなどが会計の不正につながったと報告されているが、小林氏は社長のプレッシャーはよいが、方向性に問題があったとの考えを示した。
経済同友会・小林喜光代表幹事「チャレンジとか社長のプレッシャーってあった方がいい。プレッシャーをかけたことは全然、問題ない。会社の未来に向かってプレッシャーをかけなきゃダメなのに、ちょっと見る限り過去にプレッシャーをかけちゃったかな」
また、東芝が導入している社外取締役を多く入れてチェックが効くようにする委員会設置会社の形が悪いのではなく、「どう心を入れるかの問題」と述べた。