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報告書提出を再延長 東芝・室町社長が陳謝

2015年9月1日 0:55
報告書提出を再延長 東芝・室町社長が陳謝

 東芝の室町社長は急きょ会見を行い、8月31日に予定していた有価証券報告書の提出を再度延長したと発表して陳謝した。

 東芝・室町正志社長「昨日(30日)の夜まで何とか31日にできないかということを、監査法人さんとご相談をしておりまして、それがけさ(31日)の状況ではやはり難しいという判断を致しました」

 東芝は不正な会計処理の発覚で、業績などを含む有価証券報告書の提出を2か月間延期し、31日までに行う予定だったが、間に合わず、再度、一週間延長することとなった。

 再延長の理由について室町社長は、「8月18日以降にアメリカや国内の子会社で10件程度の不適切な会計処理が疑われる事象が発生し、調査に時間を要したため」と説明した。

 東芝は、これまでに税引き前損益で累計2130億円の下方修正を見込んでいるが、新たな金額の修正分についても、これと大きな差はないとしている。