サンマ資源保存で国際会議 漁船急増抑制へ
サンマの資源保存などについて話し合う国際会議・NPFC(=北太平洋漁業委員会)の第1回会合が都内で開かれ、サンマをとる漁船の数が急激に増えないようにすることなどが決まった。
北太平洋の公海上では、台湾によるサンマ漁が増えるなど、サンマの資源減少が懸念されている。会合は、日本のほか、中国、ロシア、韓国など5か国と台湾が参加し、サンマやクサカリツボダイの資源などについて話し合われた。
会議の結果、2017年にサンマの資源評価を行い、それに基づく新たな保存管理措置を取ること、そして、その措置が取られるまでの間、各国の許可漁船を登録する制度を導入するなどして、サンマをとる漁船の数が急激に増えないようにすることが決まった。
また、サバなどを漁獲する中国の違法漁船が確認されていることから、中国に対して漁船の管理強化を求めた。