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シャープ液晶不振 251億円の赤字

2015年10月30日 22:39
シャープ液晶不振 251億円の赤字

 シャープの今年4月から半年間の営業損益は、液晶の不振が響いて、251億円の赤字となった。高橋社長は液晶事業について、複数の相手と資本の受け入れなどについて協議していることを明らかにした。

 シャープの2015年度上半期の決算で、グループ全体の営業損益は251億円の赤字と、去年の同じ時期に比べて543億円のマイナスとなった。高橋社長は、赤字の要因は中国のスマートフォン向けパネルで苦戦している液晶事業だとの認識を示し、液晶事業への資本受け入れについて、複数の相手と交渉していることを公式に認めた。

 シャープ・高橋興三社長「今現在、複数社と協議をしている、もちろん複数社の協議ですので、どんな形になっていくかはこれから協議を続けていく中で形が見えてくるものだと思っている」

 一方、液晶以外の事業については、計画通りに成長軌道に乗せていけるとの認識を示した。シャープは、世界的にもトップクラスの液晶パネル技術を誇っていることから、今後、事業がどのような道をたどるのか、注目されている。