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東芝が決算発表 4月~6月期3年ぶり赤字

2015年9月14日 21:54
東芝が決算発表 4月~6月期3年ぶり赤字

 東芝は、不正会計の処理のため、1か月半遅れた今年4月から6月の決算を発表した。この時期としては、3年ぶりの赤字に転落した。

 東芝・室町正志社長「今回非常に残念ではございますけれども、第1四半期は赤字のご報告をさせていただきました」

 東芝の今年4月から6月の決算は、営業損益が109億5500万円の赤字となり、この時期としては3年ぶりの営業赤字に陥った。パソコンや家電事業の他、原子力事業などインフラ部門でも採算が悪化したことが要因。

 一方、一連の不正会計問題を受けて、東京証券取引所は東芝を15日付けで投資家に売買の注意を促す「特設注意市場銘柄」に指定すると発表した。

 東芝は1年6か月以内に内部管理体制が改善したことを報告する必要性があり、改善が認められない場合には上場廃止となる可能性がある。

 また、東証は併せて東芝に対し株主や投資家の信頼を損ねたという理由で、上場契約違約金9120万円の支払いを求めた。