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東芝、歴代3社長ら提訴 グループ決算赤字

2015年11月7日 19:09
東芝、歴代3社長ら提訴 グループ決算赤字

 東芝は、一連の不正会計問題に責任があったとして、歴代3社長と財務担当の元役員2人に対して、総額で3億円の損害賠償請求の訴えを起こしたと発表した。

 東芝は、西田前相談役、佐々木前副会長、田中前社長ら歴代社長を含む5人の元役員に対して、連帯で3億円の損害賠償請求の訴えを起こした。東芝は、不正会計による損害は10億円と見ていて、今後の調査で、5人への請求も増額される可能性もある。

 また、幹部従業員を中心とする26人を、11月9日付で、減給などの懲戒処分にする方針。

 一方、4月から半年間の営業損益は、グループで約904億円の赤字となった。赤字の要因の一つとなっている、家電、テレビ、パソコンの事業方針については、縮小、撤退など近く結論を出す方針。