釧路市の下請け業者元役員 改ざん認める
旭化成建材の杭(くい)打ち工事のデータ改ざん問題で、北海道釧路市の下請け業者の元役員が取材に応じ、道東・道北エリアの5件について自ら改ざんしたことを認めた。
元役員は2014年まで道東・道北エリアのくい打ち工事の現場代理人として、検査データの最終的な報告書をまとめる立場にあった。元役員が自ら測定した4件のデータの他、部下である別の現場代理人が担当した釧路愛国団地の検査データも報告書作成の段階で自ら改ざんしたという。
旭化成建材の下請け業者の元役員「書類がそろっていなければ問題になると思い、安易にやってしまった」
この元役員によると、試し掘りの段階で支持層の深さを確認し、工事のドリル音や土の状態から、杭はすべて地盤に届いていると説明している。