日経平均377円高 2か月半ぶり高値引け
9日、東京株式市場で日経平均株価は大きく値を上げ、終値は先週末比377円14銭高の1万9642円74銭だった。
9日の東京株式市場では、外国為替市場で円相場が1ドル=123円台半ばまで下落したことを受けて輸出関連株を中心に買い注文が続いた。アメリカで6日に発表された10月の雇用統計が市場の予想を大きく上回ったことから、アメリカの中央銀行に当たるFRB(=連邦準備制度理事会)が年内の利上げに踏み切るのではないかとの見方が強まり、外国為替市場では円を売ってドルを買う動きが広がった。
また、中国・上海株式相場が堅調に推移したことも株価を押し上げ、日経平均株価は約2か月半ぶりの高値で取引を終えた。
東証1部の売買代金は概算で2兆9983億円。売買高は概算で25億1472万株。