軽減税率 加工食品への拡大案に麻生氏慎重
消費税の軽減税率導入をめぐり麻生財務相は、対象品目を加工食品に広げる案について、混乱が生じるとして慎重な考えを示した。
麻生財務相「区分整理でごちゃごちゃするということを考えると、(消費税が10%に引き上げられる)2017年の4月には間に合わない」
消費税の軽減税率導入をめぐる与党の話し合いでは、公明党から生鮮食品に加えてパンやうどんなどの加工食品を対象に加えるべきだとする意見が出ている。これに対し麻生財務相は、加工食品は線引きが難しく混乱が生じるとして、2017年4月の消費税率10%引き上げ時の導入には間に合わないとの考え方を示した。
一方、自民党と公明党は1日も両党の幹事長を交えた会合を行い、自民党から段階的に対象を広げる案が示されたが、公明党は難色を示し議論は平行線に終わった。
自民・公明両党は来週10日までの合意を目指しているが、意見の隔たりは大きいまま。