人員整理1万人超へ 東芝がリストラ策発表
東芝は21日、家電事業などの大規模なリストラ策を発表した。過去最大の最終赤字に陥る見通し。
東芝・室町正志社長「従業員の削減など痛みを伴いますが、これらの施策を断行することが必要であると判断いたしました」
東芝は、不正会計の発覚をきっかけに、不採算事業を見直す中、家電、パソコン、テレビ事業の大幅なリストラを決定した。これに伴い、今年度の決算で、5500億円の巨額の赤字を計上する見通し。
パソコン事業は、海外で個人向けを縮小し、13の拠点を4拠点に減らし、テレビ事業でも、海外での自社開発や販売から撤退する。家電は、開発拠点の青梅事業所を売却し、他社との統合を模索する。
今年度、東芝が行う人員整理は、今回の約7000人を含み、1万人を超える予定。