TPP 参加12か国が署名し合意確定
去年10月に大筋合意したTPP(=環太平洋経済連携協定)の署名式が4日朝、ニュージーランドのオークランドで、参加12か国によって行われた。
署名式には、先週、経済再生担当相を辞任した甘利氏の代わりに、内閣府の高鳥副大臣が和服姿で参加した。参加12か国がTPPの協定文書に署名し、合意が確定したことにより、今後は、各国で国内の承認に向けた作業が進められ、協定の発効を目指すことになる。発効には、少なくとも2年ほどかかるとみられている。
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TPPには、韓国やタイといった国が新たに参加への関心を示しており、署名式に先だって行われた閣僚会合では、新しい加盟国の取り扱いについて話し合われたほか、今後設置される予定のTPPの事務局についても話し合いが行われたものとみられる。