NYダウ FOMC見極めで小幅な値動き
15日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、FOMC(=連邦公開市場委員会)の結果を見極めようと買い控えるムードが広がり、ダウ平均株価は小幅な値動きで取引を終えた。
15日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価は前日比22ドル40セント高の1万7251ドル53セントで取引を終えた。一方、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は21.61ポイント下がり4728.67だった。
この日は原油先物価格が下落したことから、エネルギー関連株が売られた。原油価格の下落は、産油国が増産凍結について話し合う会議を開催できるか不透明なことが要因。午後になると、IT関連企業の業績見通しを上方修正する市場予想が発表されるなどして、これらの銘柄が買われたが、全体としては小幅な値動きにとどまった。
市場関係者は「15日からFOMCが開かれており、16日の会見まで買い控える動きも見られる」と話している。