ダウ113ドル安 米製造業関連指数が悪化
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21日のアメリカ・ニューヨーク株式市場でダウ平均株価は、アメリカの製造業関連の指標が大幅に悪化したことなどを受け110ドル以上、値を下げた。ダウ平均株価の終値は前日比113ドル75セント安の1万7982ドル52セント。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は2.24ポイント下げ4945.89だった。
21日はまず、4月の製造業関連の景況指数が前月よりも大幅に悪化したと発表されたことで警戒感が広がり、売りが先行した。また、この日発表された通信大手や保険会社の決算が市場予想に届かない内容だったことからダウ平均株価を押し下げた。さらに、株価がこのところ高値圏で推移していることから、利益を確定するための売りも出た。
市場関係者は、「通信大手などの決算がさえない内容だったことから、生活必需品を扱う企業の銘柄などにも警戒感が広がっている」と話している。