NYダウ187ドル高 中国貿易統計を好感
13日、アメリカ・ニューヨーク株式市場は中国の貿易統計が市場予想を大きく上回った事などを好感し、ダウ平均株価は約5か月ぶりの高値となった。
13日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価は、前日終値比187ドル03セント高の1万7908ドル28セントで取引を終え、去年11月6日以来、5か月ぶりの高値となった。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も75.33ポイント高の4947.42だった。
この日、市場に一番の影響を与えたのは中国の貿易統計だった。市場予想を大きく上回った事から世界的な景気減速が和らぐのではという期待感から買い注文が広がった。さらに、銀行大手のJPモルガン・チェースの1月から3月期の決算発表が市場予想を上回った事が好感した。
一方、注目されていた3月の小売売上高は市場予想を下回ったが影響は限定的だった。
今後も市場の好況が続くかどうかについて、ある関係者は「来週、再来週とテクノロジー関連企業の決算発表が相次ぐ。市場予想は厳しくなるとの見方が多い中、実際どういった発表が出るかがポイントになるだろう」と話している。