NYダウ34ドル安 終値1万7705ドル
9日のアメリカ・ニューヨーク株式市場ダウ平均株価は、原油の先物価格の下落や中国の景気減速への警戒などから、35ドルほど値を下げた。
9日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は、先週末比34ドル72セント安の1万7705ドル91セントで取引を終えた。
一方、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は14.05ポイント上がり4750.21だった。
重要な経済指標の発表がなかったこの日、取引開始直後はヨーロッパの株式相場の上昇を受け、買いが優勢となった。しかし、原油の先物価格が下落するとエネルギー関連株などで売りが相次ぎ、ダウ平均株価を押し下げた。
市場関係者は「中国の先月の貿易統計の内容が悪かったことから関連する企業の銘柄が売られたほか、世界経済の減速への警戒感も再び強まっている」と話している。