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海外株高や原油価格上昇でNYダウ大幅反発

2016年5月11日 7:25
海外株高や原油価格上昇でNYダウ大幅反発

 10日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、ヨーロッパやアジアなど海外市場が軒並み値を上げたことや原油価格の上昇に伴い、全面的に買いが入り、ダウ平均株価は220ドルあまり値を上げて取引を終えた。

 10日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価は前日比222ドル44セント高の1万7928ドル35セントで取引を終えた。ハイテク株が中心のナスダック総合指数も59.67ポイント上げて4809.88だった。

 この日は、イギリスやドイツなどヨーロッパ市場やアジア市場が軒並み値を上げたことを受け、買いが優勢で始まった。さらに、この日に発表されたアメリカ国内の経済指標が市場予想よりも良かったことや、原油先物価格が1バレル44ドル台後半まで値を回復したことも市場を下支えする要因となった。特に原油は、オイルサンドの産地であるカナダ・アルバータ州での大規模な火災によって、供給が減るとの観測も価格上昇につながっている。

 市場関係者は「週末に発表されるアメリカの小売り売上高がどう推移するかがアメリカ経済の現状を占う要因となるだろう」と話している。