×

G7財務相会議“財政出動”で各国に温度差

2016年5月21日 11:46
G7財務相会議“財政出動”で各国に温度差

 伊勢志摩サミットに先立ち、仙台市で行われているG7財務相・中央銀行総裁会議は21日、最終日を迎え、詰めの議論が行われている。

 今回の会議では、世界経済を下支えするため各国が政策を総動員するとの認識を確認したものの、焦点の「財政出動」を巡っては、足並みがそろわないままとなっている。

 7か国は、「金融政策」「財政政策」「構造改革」の3つを各国の事情に応じてバランスよく進めていくことを改めて確認した。しかし、注目されていた「財政出動」については、質を重視するべきだとの意見が出されたほか、憲法で借金による財政出動が禁止されているドイツなどが慎重な姿勢を崩さず、考え方にばらつきが見られた。

 麻生財務相「各国によって(財政状況や法律により)財政出動ができる国、できない国、いろいろ事情がある」

 一方、最終日の21日は、パナマ文書問題で注目された国際的な課税逃れの問題が話し合われるほか、テロ資金対策についても議論を続け、終了後に行動計画を出す予定で、議長国・日本としては、伊勢志摩サミットに向けて一定の成果があったことを強調したい考え。