経団連「消費のてこ入れ策実行」求める
安倍首相の消費増税再延期の決断を受けて経団連は、政府に対して大規模な財政出動を含む、消費のてこ入れ策の実行を求めた。
経団連は2日に年次総会を開き、安倍首相の消費増税再延期の決断を受け入れることや、経済界が主体的に経済再生に取り組む方針を確認した。また、榊原会長は、政府が大規模な経済対策を打ち出すことについて、経済界としても財政出動を求めていると強調した。
経団連・榊原会長「冷えこんだ消費を喚起するためには需要創造をしないといけない。そのための経済政策を打ってほしいということを主張しているんです。支持じゃないんです。経済対策がいらないということはあり得ない。今の消費は冷えこんでいる」
また、2日は経団連の副会長の一人に就任した三越伊勢丹ホールディングスの石塚会長も、「消費者と接点を持つ小売業界として個人消費の拡大などで使命を果たしていきたい」と抱負を語った。