東芝新社長“信頼取り戻せるよう改革継続”
経営改革中の東芝・新社長に就任した綱川智氏が23日に会見し、不正会計で失った信頼を取り戻せるよう、改革を続ける意向を示した。
綱川新社長「市場からの信頼回復という意味では、まだ道半ば。山に例えると2合目ぐらいだと思っております。危機感を共有しまして“東芝再生”に向かって頑張りたい」
綱川新社長はこのように述べた上で、不正会計問題を起こした企業体質を改善する取り組みを続け、自由闊達(かったつ)な風土を目指すと抱負を語った。
また東芝は、株式市場で投資家に売買の注意を促す「特設注意市場銘柄」に指定されているが、9月には東京証券取引所に内部管理体制の改善を示し、今年度中に解除されることを目指す。
事業については、不正会計の発覚をきっかけに、選択と集中を行っており、原発などの「エネルギー分野」や「社会インフラ」「半導体」事業に注力する方針を引き継ぐ。