6月の日銀短観 3月の調査から横ばい
日本銀行が企業に対して行うアンケート「日銀短観」で、大企業・製造業の景気認識は、前回の調査から横ばいだった。
6月の日銀短観で、景気が「良い」と答えた割合から「悪い」と答えた割合を引いた指数は、大企業の製造業でプラス6となり、前回3月の調査から横ばいだった。外国為替市場で、円高が進んだため、輸出関連企業の景況感が悪化した。
一方で、下落が続いていた資源価格が持ち直し、石油関連の企業などの景況感が改善し、全体では横ばいとなった。大企業の非製造業は、プラス19となり、前回3月の調査から3ポイント悪化した。個人消費が低迷していることが要因。
また今年度の事業計画の前提となる想定為替レートは、大企業製造業で前回3月の調査で117円46銭、6月の調査で111円41銭と約6円円高方向に修正された。