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NY株 米の長期金利低下受け売り呼ぶ展開

2016年7月6日 7:30
NY株 米の長期金利低下受け売り呼ぶ展開

 5日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、ヨーロッパなど海外の市場が軒並み下げた影響やアメリカの長期金利低下を受けて金融関連株などが売られ、100ドル以上値を下げて取引を終えた。

 5日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は前週末比108ドル75セント安の、1万7840ドル62セントで取引を終えた。ハイテク株が中心のナスダック総合指数も39.67ポイント下げて4822.90だった。

 ニューヨーク株式市場はこの日、ヨーロッパなど海外の市場が下げたことから、売りが優勢な状況となった。さらに、アメリカの長期金利が下がったことで利ざや縮小への警戒感も強まり、金融関連株が売られたほか、先週4日間で約800ドル値を上げていたことも、利益確定のための売りを呼ぶ展開につながった。原油先物価格がこの日、1バレル2ドル以上値を下げたことも、売りに拍車をかけている。

 市場関係者は「イギリスのEU離脱派勝利の実質的な影響は、今週発表される雇用統計や来月に控えた企業決算などを見てみないと評価できず、その様子見が続くのではないか」と話している。

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