２５日の東京株式市場で、日経平均株価は小幅に値を下げた。終値は前日比４１円３５銭安の１万６５５５円９５銭。

　前日のアメリカ・ニューヨーク株式市場では、原油先物価格が下落したことや、このところ株価が値上がりしていた反動で利益を確定するための売り注文が出て、ダウ平均株価は値を下げた。この流れを受けて、２５日朝の東京株式市場でも当面の利益を確定しようと売り注文が先行した。

　市場では、２６日に行われるＦＲＢ（＝アメリカ連邦準備制度理事会）のイエレン議長の講演を控え、様子見の雰囲気が強く、取引は低調だった。日経平均株価は、午後の取引開始直後に一時、上昇に転じる場面もあったが、買い注文は続かず、再び値を下げる展開となった。

　東証１部の売買代金は、概算で１兆７１２１億円、売買高は概算で１３億４９１９万株。