ドイツ銀行の経営不安再燃…ダウ54ドル安
3日のアメリカ・ニューヨーク株式市場でダウ平均株価は、ドイツ銀行の経営に対する懸念がくすぶっていることなどから、50ドル以上値を下げた。
3日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価は前週末比54ドル30セント値を下げ、1万8253ドル85セントで取引を終えた。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は11.13ポイント下げて5300.87だった。
この日は、アメリカの9月の製造業の景況感指数が市場予想を上回ったことから安心感が広がる一方、前の週に値を上げた銘柄を中心に利益確定の売りも出て、午前中は売り買いが交錯する展開となった。一方、8月の建設支出は市場の予想に反して減少したことや、ドイツ銀行の経営に対する懸念がくすぶっていることから、不動産や金融株などを中心に売りが相次いだ。
市場関係者は「ドイツ銀行に対する懸念で投資家心理が悪化したことと、前の週に上昇した銘柄を売る利益確定の売りが重なり、ダウを下げたのではないか」と話している。