金融株を中心に売りが進みダウ166ドル安
26日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、ヨーロッパで銀行株などが大きく値を下げたことを受け、金融株を中心に売られ、160ドルあまり値を下げた。
26日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価は前週末比166ドル62セント安の1万8094ドル83セントで取引を終えた。ハイテク株が中心のナスダック総合指数も48.26ポイント下げて5257.49となった。
この日はドイツやロンドンなどで、ドイツ銀行を中心に銀行株が大きく売られたことで、金融関連株を中心に売りが進んだ。また、この日夜に予定されているクリントン氏・トランプ氏によるアメリカ大統領選挙の討論会を前に、利益を確定するための売りが進んだことも、値下げに拍車をかけた。原油価格は持ち直したものの、大きな影響は出ていない。
市場関係者は「利上げをめぐる観測が一段落したことで、投資家の関心は、来月の主要企業の業績や雇用統計の内容に移っていて、しばらくは様子見が続くのではないか」と話している。