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NYダウ23ドル安 個人消費に警戒感

2016年12月23日 8:21
NYダウ23ドル安 個人消費に警戒感

 22日のアメリカ・ニューヨーク株式市場はクリスマス商戦が続く中、個人消費が冷え込むのではという警戒感が広がり、23ドルあまり値を下げて取引を終えた。

 22日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価は前の日の終値から23ドル08セント値を下げ1万9918ドル88セントで取引を終えた。ハイテク株が中心のナスダック総合指数も24.01ポイント下げて5447.42となった。

 この日は個別銘柄では雑貨小売り大手のベッド・バス・ビヨンドが大幅安になるなど小売りセクターでの売りが目立った。クリスマス商戦が始まっている中、個人消費がえ込むのではという警戒感が広がり売り注文が先行した形。また、アメリカの一部メディアがトランプ政権が保護貿易政策を強めると報じた事なども売り要素となった。ニューヨーク市場は2万ドルを目前に足踏み状態が続いている。

 市場関係者は「基本的にはトランプ政権への期待感は続いており、なんらかのきっかけで年内2万ドル突破の可能性は十分にある」と話している。