１４日、アメリカ・ニューヨーク株式市場では、大型減税などトランプ大統領の経済政策への期待感を背景にダウ平均株価が続伸し、４営業日連続で過去最高値を更新した。

　１４日のダウ平均株価は前日終値比で９２ドル２５セント値を上げ、２万５０４ドル４１セントと過去最高値を更新した。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は１８．６２ポイント上がり５７８２．５７だった。

　この日はＦＲＢ（＝連邦準備制度理事会）のイエレン議長による議会での証言が注目された。イエレン議長は追加利上げについて「待ちすぎるのは賢明ではない」と述べ、３月にも利上げを行うことを排除しない考えを示した。これを受け一定の売り注文が入ったものの金利の上昇を背景に金融関連株などを中心に買い注文も入り、４営業日連続で過去最高値を更新した。

　市場関係者は「利上げのペースに対する警戒感より、大型減税などトランプ大統領の経済政策への期待感の方が上回っている」と話している。