新型コロナ・ワクチン接種費用 国の“全額負担”見直し“一部自己負担”議論へ
新型コロナウイルスのワクチン接種を受ける費用について、財務省は、今の国による全額負担をやめ一部を自己負担とする案を審議会で示しました。
これは、財務大臣の諮問機関である財政制度等審議会で示された案で、新型コロナのワクチン接種について、インフルエンザワクチンなどと同様に、一部費用を自己負担にすべきという案です。
新型コロナのワクチン接種費用は、「まん延予防のための緊急の必要」があることなどから、今は特例措置として国が全額を負担しています。
財政制度等審議会の増田寛也分科会長代理は「ほかのワクチン接種と比較して特例的な措置は、今後廃止していく方向で検討していくべき」と述べました。今月下旬の財務大臣への報告に向けて議論をとりまとめる方向です。