「二酸化炭素の再利用」官民協議会が初会合
地球温暖化の原因となる二酸化炭素の排出を減らすため、回収して化学製品に作り替えるなど、二酸化炭素の再利用を目指す官民協議会が初会合を開いた。
経済産業省で開かれたカーボンリサイクル協議会には、鉄鋼や電力会社など、二酸化炭素を排出する業界のほか、二酸化炭素から化学製品を作ることを研究している政府機関などが出席した。
地球温暖化対策の国際的な枠組みである「パリ協定」で、各国は二酸化炭素の排出削減を厳しく求められている。
協議会では、二酸化炭素を回収した上で、化学製品や燃料に作り替える技術の開発などについて連携を強化する方針。二酸化炭素を再利用する研究は世界的な競争となっていて、今後、オールジャパンでいかにコストを下げられるかが課題になる。