氷河期世代支援など「骨太の方針」原案公表
政府は11日、経済財政運営の基本方針いわゆる「骨太の方針」の原案を公表した。就職氷河期世代の支援を打ち出すなど、雇用や最低賃金の引き上げが柱になっている。
安倍首相「着実な実施を確保していくための体制を整備し、政府一丸となって取り組んでいただきたいと思います」
原案には、30代半ばから40代半ばのいわゆる「就職氷河期」世代を支援し、正規雇用で働く人を3年間で30万人増やす目標が盛り込まれている。ハローワークに専門の窓口を設置したり、民間事業者を活用したりするなどして、訓練から就職まで一貫した支援を行うとしている。また、引きこもりの人たちに対しても、息の長い継続的な支援を行うとしている。
また、最低賃金についても、全国平均で時給1000円という目標を「より早期に」達成することを目指すと明記されている。
政府は骨太の方針の21日の閣議決定に向けて調整を急いでいる。