様々な商品がある中で、“一点”にしぼって勝負する「専門店」が注目されています。開店した理由を聞くと、それぞれの思いが込められていました。

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つかの間のランチタイム。にぎわう都内の飲食店で客が食べていたのは…

「マッシュルームのサラダです」

「マッシュルーム丼」

東京・渋谷区にあるマッシュルームの専門店です。人気メニューは薄くスライスした国産のマッシュルームを生でいただく「ひらひらマッシュルーム（※ディナーコースのみ提供）」です。塩やスパイスなどで味付けしています。

記者
「マッシュルームがみずみずしく、香りや甘みを強く感じます」

脇役のマッシュルームで、なぜ専門店をオープンしたのでしょうか。

MUSHROOM TOKYO　桜井順一シェフ
「会社がマッシュルームの専門の卸商社を営んでおりまして。いろんな調理法でマッシュルームを味わっていただいて、マッシュルームを好きになっていただきたいと」

「脇役を主役に」、その思いから始めたといいます。

今、こうした“意外なモノで勝負する専門店”が注目されているのです。

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東京駅の地下にあるのは、ペットのちょっとしたお悩みを無料で相談できる専門店です。

あーす・ぺっとはうす　ヤエチカ店　奥本啓輔店長
「獣医さんに相談するまでもない（ペットの）悩みをかかえておられる方も多いので、気軽にお悩みを相談していただければ」

オープンしたのは2か月ほど前です。

店を訪れた30代男性は、最近太り気味になってきたという愛犬の食事の悩みを相談していました。

「マルチーズ4歳の子飼っているんですけど、それに適したご飯とかいいのあればと」

この店をオープンした理由とは…

あーす・ぺっとはうす　ヤエチカ店　奥本啓輔店長
「商品開発とか、そういったことに役立てたり」

客の悩みを吸い上げ、商品開発のヒントを得るためだといいます。
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地球儀がくるくると回る都内の店。並んでいるのは雑誌ではなく、すべて地図です。

ぶよお堂 峰村和孝代表取締役
「国が発行している地図を販売したり、民間の地図会社が作った地図を発売していたり。地図専門店になっております」

2万を超える商品が並ぶという地図の専門店です。いったいどんなお客さんがくるのでしょうか。開店まもなく1組の親子が訪れました。

小学校6年生
「日本地図ってどこにあるのでしょうか？」

日本地図を探しにきたといいます。

ぶよお堂 峰村和孝代表取締役
「こういった形のもので」

母親
「そういうのです！　これを探してた！」

小学校6年生
「さすが地図屋」

やっとの思いで見つけたのは、城の場所が載った日本地図と、白地図です。買いに来たのには、この時期ならではの理由がありました。

小学校6年生
「戦国時代の合戦とか国を（白地図に）書き込んで、それを“夏休みの自由研究”として出す感じ」

母親
「早く終わるね、夏休みの宿題が」

お母さんもご満悦の様子でした。

ぶよお堂 峰村和孝代表取締役
「今年の春から高校の地理が必修になりましたので、小さい頃から親しんでもらいたいという親御さんがいますので。やっぱり紙がいいと、そういう方が買っていく」

ピンポイントの専門店はこれからも注目されそうです。