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「子連れ出勤」のハードルを下げるには?

2019年8月7日 16:08
「子連れ出勤」のハードルを下げるには?

世の中で議論を呼んでいる話題について、ゲストに意見を聞く「opinions」。今回の話題は「子連れ出勤 広がる?」。一般社団法人「Work Design Lab」の代表理事・石川貴志氏に話を聞いた。

内閣府は今年1月「子連れ出勤」など、子育てと仕事の両立への支援を推進するため、地方自治体への交付金による補助を強化すると発表した。「子連れ出勤」の普及や、授乳施設の設置拡大などの補助率を引き上げるとしている。

「子連れ出勤」についてネット上では…

「連れて行きたいが、職場に迷惑をかけそう」
「満員電車で通勤を考えたら、連れて行けない」
「子どもがいたら、仕事に集中できなそう」

などのような意見があった。


――今回、お子様とともに出演している石川さんに、この話題についてフリップを書いていただきました。

「マインドとテクニック」です。

いま、ネットの声でもありましたが、子連れで出勤するというのは、ハードルが高いのかなと思っています。ハードルが高い理由としては、マインド面とテクニック面の2つがあると考えています。

マインド面というのは、子どもを連れて行くと行った先でひんしゅくを買ってしまうのではないかという気持ち的なハードルです。

これは、例えばですが企業とか自治体がウチに来るときは、子連れでも歓迎ですよというふうに手を挙げてもらうと。それをネットワーク化していくのがいいのかなと思います。

あともう1つはテクニックの面です。テクニックの面は実際に、職場に行ったときにどういった会議室があると、しっかり仕事もできて、子どもも安心してパパと一緒にいられるのか、まだ、そういう良い事例が共有されていないと思います。

例えば、会議室をガラス張りにすると音は遮断されてしまうけれども、子どもはパパの顔が見えるから安心できるとか、そういった仕組みを共有していくともっともっと事例が増えていくと思います。


――石川さんはこれまで100回以上、お子様の知果さんを連れて仕事の場に行ったということですが、実際に連れて行って感じたこと、改めてマインドとテクニックの面でありますか。

そうですね。実際に行きますと、多様な大人に触れて、そこにあるコミュニティーに子どもも入っていきますし、すごく学びが大きいかなと思っています。

もうひとつ感じているのは、せっかく地方に行くので1泊2日だけで帰るのではなく、家族で1週間や1か月であったり訪問、滞在ができるとすごくいいのかなと思っています。


――知果さんは、お父さんの仕事場に行ってどうですか。楽しいですか。

楽しいです。


――何が一番、楽しいですか。

あるところと、ないところがあるのですが、ご飯を食べられたり、YouTubeを見ることができるのが楽しいです。


――お父さんに付いていかなければできない経験というのもあるのですかね。お父さん側は心配とかはないですか。

意外と大人が仲良くなる前に、子ども同士が先に仲良くなるとか、そういうことは結構あります。


――では、あとは環境が整うというところが大切になってきますね。

そういう環境が整う地域というのは、色々な方々が集まってくる地域になると思います。


■石川貴志氏プロフィル
石川氏は大手出版流通企業に勤める傍ら「働き方や組織の未来」をテーマにした一般社団法人「Work Design Lab」を運営している。個人のチャレンジを応援し「複業」などの多様な働き方を実現するため、個人と組織のより良い関係構築を目指した組織改革も応援している。個人が複業を実現するためには、家族の理解と協力も不可欠ということで家族に関する事業を行う法人も設立。暮らし方、働き方、学び方を、それぞれの家族が自由にデザインできるような取り組みも行っている。

【the SOCIAL opinionsより】