会話しながらAIが運転…ホンダが新技術を初公開 行き先を判断、停車場所提案も
AIが運転する無人の乗り物と人がコミュニケーションを取って自由に乗り降りができるかもしれない、新しい自動運転の技術が世界で初めて公開されました。
記者「今回公開された新しい技術は…」
実験者「ビーツバーガーに迎えに来て」
AI「了解です」
記者「車に声をかけると近くに自動で来てくれるんです」
この自動運転AIは、人間との会話から意図を理解し、AI自らの意思で行き先を判断します。
事故のリスクがある場所に停まるようAIに指示を出すと、周囲を認識したAI側から“別の場所に停まっては?”と提案もされます。
さらに、地図がない道路でもその場の周囲の環境をカメラで認識することで自動で運転してくれるAI技術も公開されました。
ホンダは、こうしたAIの技術を高齢者や運転が苦手な人の新たな移動手段として活用したい考えで、2030年ごろの実用化を目指しています。