千葉8万軒で停電続く 電気自動車など派遣
停電が長期化する中、東京電力は、電気が使えない地域にきめ細かく電源を供給するため、従来の電源車に加え、電気自動車など約40台を現地に派遣した。
千葉県の停電は、市原市や南房総市など広い範囲で続いていて、午前10時半現在、8万軒あまりとなっている。
地域によっては月末まで停電が続く見通しで、東京電力では全国の電力会社の協力を得て電源車を集めて電力の供給を行っている。しかし、停電地域からの要望に応えきれておらず、不足分を少しでも補うため電気自動車などを派遣することを決めたもの。
16日に千葉県に向かうのは、日産やトヨタ、三菱など自動車メーカーが提供した電気自動車やハイブリッド車など約40台。今後、館山市やいすみ市などを拠点に、公共施設や一般家庭などで炊き出しから携帯の充電など地元のニーズに合った電力供給を行うという。