米軍基地攻撃受け日経平均461円安 午前
イラクにあるアメリカ軍が駐留する基地に10発以上の弾道ミサイルが着弾した。この事態を受けて、東京株式市場の株価は急落し、日経平均株価は7日の終値より461円08銭安い2万3114円64銭で午前の取引を終えた。
米軍基地が攻撃されたとの情報が入ると、東京市場では取引開始直後からほぼ全ての銘柄が値を下げた。平均株価の下げ幅は一時、600円を超え、取引時間中としては約1か月半ぶりに2万3000円を割り込んだ。
また、外国為替市場では円が買われて1ドル=107円台後半をつけるなど円高が進行していて、株安に拍車をかけている。
市場関係者は「年末から中東情勢のリスクが高まっていることに警戒はしていたが、実際に攻撃があったことで今後がさらに不透明になった」と話し、市場にも緊張感が広がっている。