ホンダと日産、経営統合に向け協議入り “大型統合”で自動車業界の今後は…
自動車大手のホンダと日産自動車が経営統合に向けた協議に入ったことを発表し、会見を行っています。自動車業界の大型統合は、今後の日本経済にどのような影響を及ぼすのでしょうか。中継です。
ホンダと日産は経営統合について来年6月の最終合意を目指すとし、統合が成立すれば、両社がそれぞれ再来年の8月に上場を廃止して新たに上場する持ち株会社の傘下に入るとしています。
持ち株会社の取締役は過半数をホンダが指名し、社長もホンダが指名した取締役から選ばれる“ホンダ主導”の経営統合となります。
会見には、年明けに協議への合流を判断するとしている三菱自動車も出席し、3社が統合すれば、販売台数が800万台を超え、世界第3位となる大型の統合となります。
日産の従業員「経営がうまくいってるところからトップに立っていただいて、日産も改革やっていただけると助かるなと」
日産と取引ある自動車関連企業「日本のものづくりは世界でも誇れるものですし、自動車業界でももっと盛り上がってくれるように、すごい期待はしています」
一方で、経営状況の良くない日産と統合するホンダの従業員からは…。
ホンダの従業員「日産さんに対してホンダが救いを出しているんじゃないか、というような気持ちは見られてもしょうがないなと。『大丈夫かよ』という感じですね」
ホンダと日産は、資本や技術などを合わせて世界と戦う競争力をつける狙いだとしていますが、互いの企業文化の違いをどう乗り越えていくかが今後の課題となります。